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火災報知器はDIYで設置できる?法律・設置義務・注意点を徹底解説

2025.08.18 住宅のDIY

はじめに

「自宅に火災報知器をつけたいけど、業者に頼むと高いんじゃ?」
「ホームセンターで売ってるやつを自分でつけても大丈夫?」

──こんな疑問を持つ人、多いと思います。

結論から言うと、火災報知器(住宅用火災警報器)はDIYで設置してOK。
しかも法律で設置が義務づけられているので、まだ付けていない家庭は早めに対応が必須です。

この記事では、


・火災報知器の設置が義務化された背景
・DIY設置が可能な理由と手順
・よくある失敗例
・業者に頼んだ方がいいケース
・を整理して解説します。

火災報知器の設置は義務!


いつから義務化された?
2006年以降、新築住宅は設置義務
2011年までに、すべての既存住宅にも設置義務
👉 つまり、全国すべての住宅で火災報知器が必要。

設置場所は?
消防法に基づき、市町村の条例で細かく決まっています。
基本的には、


・寝室
・階段(2階以上ある場合)
・廊下

が必須。



DIY設置ができる理由


市販されている火災報知器は 「住宅用火災警報器」 という種類
電池式・ワンタッチ取付が主流で、電気工事士の資格は不要
ネジ止め・両面テープで設置可能
👉 Amazonやホームセンターで4,000円前後から購入可能。



設置方法(DIY手順)


設置場所を確認(天井中央 or 壁の高い位置)
本体を取り付け(付属ネジ or 両面テープ)
テストボタンで動作確認
設置日をメモ(電池寿命は約10年)
※電池寿命が切れたら「本体ごと交換」が基本。



よくある失敗例


設置場所が間違っている
 → 台所の真上につけて誤作動多発(正しくは少し離す)
テストをしない
 → 実際に火事が起きたときに鳴らない
寿命切れに気づかない
 → 「つけっぱなしで安心してたら10年以上経過」パターン

業者に頼んだ方がいいケース


高齢で脚立作業が危険な人
大きな住宅や二世帯住宅で数十個必要なケース
連動型(電気配線をつなぐタイプ)を導入する場合
👉 相場は「1個あたり7,000~10,000円(本体+工賃)」。
DIYよりは高いけど、まとめて設置・保証つき。



まとめ


火災報知器の設置は全国で義務化されている
電池式の住宅用火災警報器ならDIYで簡単に設置可能
設置場所・寿命管理・テスト確認が超重要
自力で難しい場合は業者に頼むのもアリ
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まだ設置していない家庭は、今日から準備してみましょう。